本作は『空海マオの青春』小説編に続く論文編です。空海の少年期・青年期の謎をいかに解いたか。空海をなぜあのような姿に描いたか――その探求結果を明かしていきます。
空海は何をつかみ、人々に何を説いたのか。私の理解した範囲で仏教・密教についても解説したいと思います。[2024年9月 後半開始]
[画像は室戸岬双子洞窟より眺める空と海]
後半第28「プレ「後半」(五)の3「『三教指帰』成立過程論 その3」…… 『三教指帰』の結論「三教は人を導く」は全肯定の萌芽。
後半第27「プレ「後半」(五)の2「『三教指帰』成立過程論 その2」……両著の「序」と結論部「十韻賦」の異同を検証すると意外な結論が……。
後半第26「プレ「後半」(五)の1「『三教指帰』成立過程論 その1」……『聾瞽指帰』と『三教指帰』の異同を検証して空海の真意を探ります。
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後半第25「プレ「後半」(四)の5「太龍山と双子洞窟で学んだ自力と他力」……二度の百万遍修行で空海は何を感得したか、考察します。
後半第24「プレ「後半」(四)の4「室戸岬双子洞窟追体験――魔物との戦い」……室戸双子洞窟での追体験は太龍山以上の恐怖を感じました。
後半第23「プレ「後半」(四)の3「太龍山百万遍修行追体験――恐怖と呪文称名」……私の百万遍修行追体験に基づく「恐怖とその克服」について語ります。
後半第22「プレ「後半」(四)「空海百万遍修行画像特集」……百万遍修行の謎を解くべく徳島高知を旅したときの画像特集です。
後半第21「プレ「後半」(四)の2「空海百万遍修行と年月確定」……百万遍修行実践の年、なぜ太龍山か室戸双子洞窟か解明します。
後半第20「プレ「後半」(四)の1補足「一読法の復習と仏説補足」……前節重大な問題に気づいたので補足して仏説を深めます。
後半第19「プレ「後半」(四)の1「仏教広布の悩み」……百万遍修行の前にマオが抱いた布教の悩みについて語ります。
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後半第18「プレ「後半」(三)の5「神仙思想への失望から仏教回帰、『聾瞽指帰』執筆」……道教神仙思想の魅力と失望についてまとめます。
後半第17「プレ「後半」(三)の4「山岳修験道進出、道教発見」……南都仏教を飛び出し山岳修験道にて知った道教神仙思想について。
後半第16「プレ「後半」(三)の3「学問仏教、大寺院の経済活動への異和感」……南都の学問仏教、経済活動「出挙(すいこ)」についてまとめます。
後半第15「プレ「後半」(三)の2「南都仏教――僧侶個人への失望」……南都仏教における僧侶個人の問題点を史書より探ります。
後半第14「プレ「後半」(三)の1「仏教入門後の大まかな流れと九つの謎
」……仏教入門から室戸百万遍修行までの5年間と入唐帰国までをまとめます。
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後半第13「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その5)」……マオの退学決断に際して起こった偶然と、仏教転進を勧めた人について探求します。
後半第12「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その4)」……マオが大学寮をやめた事情を探求します。キーワードは失望と絶望。
後半第11「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その3)」……空海マオがめめしく悩む若者であったことを証明します。
後半第10 「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その2)」……蛭牙公子にモデルはいないか。『聾瞽指帰』の戯画化はなぜなされたのか。
後半第09 「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その1)」……空海前期四つの謎をどうやってあぶり出したか。特に司馬遼太郎『空海の風景』について。
後半第08 「プレ「後半」その4(一)「『空海論』前半のまとめ(一)」……今節より『空海論文編』前半(57節)の内容をまとめながら解説。まずは空海マオの生い立ち。
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後半第07 「プレ「後半」その3(五)「今も昔も人の感情は変わらない」……もう一つ空海伝執筆の基本スタンスを論じた第5節「マオの朝立ち」を再掲載します。
後半第06 「プレ「後半」その3(四)「空海『即身成仏』と全肯定」……最後に空海の「全肯定=即身成仏」について。それは現在を充実させて楽しく生きること。
後半第05 「プレ「後半」その3(三)「観念論と唯物論」……今節は宗教・空海を理解する上で欠かせない「観念論と唯物論」について。
後半第04 「プレ「後半」その3(二)「四苦八苦と四喜八喜」……今節は筆者の根幹でもある「四苦八苦」を喜びと見る考えについて。
後半第03 「プレ「後半」その3(一)「理屈と感情」……しばらく『空海論』前半の論考を復習的に再掲載します。空海論後半への導入でもあります。
後半第02 「プレ「後半」その2「ここ数か月の心の問題を探る」……夏に起こった国内外のもろもろについて語り、空海の「全肯定」とつなげます。
後半第01 「プレ「後半」その1「猛暑を生き延びた御影祐(^_^)」……5年半ぶり『空海マオの青春』論文編後半開始の経緯と言い訳(^_^;)。
第 1 始めに その1……「四喜八喜」をテーマに空海に至る始めの一歩を記します。
第 2 始めに その2……論文編開始前に「理屈と感情」について語ります。
第 3 「空海の前半生」前期……空海の生い立ち、大学寮入学・退学、仏教入門から室戸岬体験までを大まかに。
第 4 「空海の前半生」後期……『
第 5 「マオの朝立ち」……空海マオ十四歳、叔父と上京した日の《朝立ち》について。
第 6 「大学寮入学前のマオと長岡京」……大学寮入学前三年間のマオ。
第 7 「大学寮入学後の失望と絶望」……大学寮入学直後のマオと二人の同期生――藤原仲成・藤原緒嗣。
第 8 「
第 9 「蛭牙公子=空海マオ」論 その2……『
※注『
第10 「蛭牙公子=空海マオ」論 その3……
第11 「蛭牙公子=空海マオ」論 その4……蛭牙公子とは空海マオ自身の戯画化であることを論証。
第12 「蛭牙公子=空海マオ」論 その5……「
第13 「蛭牙公子=空海マオ」論 その6……「聾瞽指帰」に『草稿』があった可能性について論及。
第14 「誰がマオに仏教を勧めたか」その1……マオは大学寮退学を決めたとき、仏教転身を勧められたのではないか?
第15 「誰がマオに仏教を勧めたか」その2……進路に悩むマオの気持ちを理解できる人が一人だけいました。
第16 「誰がマオに仏教を勧めたか」その3……桓武天皇は新しい仏教を求めている。叔父の大足はマオに言いました。「大学寮をやめるなら、仏教へ行ってみるか」と。
第17 「空海の最終境――全肯定」その1……空海密教の到達点「即身成仏」=全肯定について語ります。
第18 「空海の最終境――全肯定」その2……『般若心経』理解のために観念論と唯物論について語ります。
第19 「空海の最終境――全肯定」その3……『般若心経』講話、完成のお知らせ。
第20 「前半の補足・伏線について」……僧界転出前の前半部まとめと伏線について。
第21 「仏教入門」その1……仏教入門前期の流れと「神仏習合」について。
第22 「仏教入門」その2……奈良仏教の七大寺・南都六宗について少々解説。
第23 「南都仏教への失望」その1……マオが山岳修行に乗り出したわけを、二冊の史書から探ります。
第24 「南都仏教への失望」その2……南都学問仏教の詳細とマオの思いについて。
第25 「南都仏教への失望」その3……大寺院による高利貸しのような経済活動「
第26 「南都仏教への失望」その4……鎮護国家仏教への異和感について。
第27 「山岳修行」その1……山岳修行突入から百万遍修行まで五年間の中身を確定させます。
第28 「山岳修行」その2……山岳信仰とはそもそもいかなるものであったのか、少々語ります。
第29 「山岳修行」その3……マオが修験道の中に道教・神仙思想を見出したことについて。
第30 「山岳修行」その4……マオが感じた道教・神仙思想の魅力と失望について。
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第31 「仏教回帰」その1……『三教指帰』仏教編より空海マオの仏教解説を眺めます(前半)。
第32 「仏教回帰」その2……地獄・天界・修羅界を中心に「六道」について。
第33 「仏教回帰」その3……六道のうち「人間・人間界」について。
第34 「仏教回帰」その4……六道+四界の「声聞・縁覚・菩薩・仏界」について。
第35 「仏教回帰」その5……極楽に行くための「十善戒・八正道」について。
第36 「仏教回帰」その6……極楽に行くための「六度万行・七覚支・四念処」について。
第37 「仏教回帰」その7……仏教入信の誓い「四弘誓願」について。
第38 「仏教回帰」その8……マオは仏教の布教に乗り出せたかどうか語ります。
第39 「百万遍修行」その1……百万遍修行と二度行った事情などを考察します。
第40 「百万遍修行」その2……なぜ太龍山だったか、なぜ室戸岬双子洞窟だったか、解明します。
第41 「百万遍修行」その3……聖地についての補足と、大いなる《偶然》について語ります。
第42 「百万遍修行」その4……2004年7月深夜、私は南の舎心岳に登って明けの明星を追体験。なんと怖かったことか(^_^;)。
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第43 「室戸百万遍修行」その1 ……双子洞窟での追体験、まずは太龍山から室戸岬までの移動を語ります。
第44 「室戸百万遍修行」その2……翌日室戸岬双子洞窟から眺めた未明の月と明星は失望に終わりました。
第45 「室戸百万遍修行」その3……百万遍修行太龍山と室戸岬はどう違ったのか考察。
第46 「室戸百万遍修行」その4 ……真言称名に力があることを確認した空海マオのその後を推理。
第47 「室戸百万遍修行」その5……室戸岬におけるマオの性的衝動について推理。
第48 「室戸百万遍修行」その6……苦しいことを二度やる意味について語ります。
第49 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その1……『
第50 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その2……両著の結論とも言うべき「十韻賦」の異同を検証。
第51 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その3……「三教は我らを導く」が早くも全肯定であったことを論証。
第52 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その4……『三教指帰』は『十住心論』の萌芽であったことを論証。
第53 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その5……『三教指帰』脚本化の試みと追加すべき二幕について。
第54 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その6……室戸岬百万遍修行における明星との交感――それは自然との溶融ではない。
第55 「『聾瞽指帰』と『三教指帰』」その7……『三教指帰』の文学史的評価について新説を提唱。[2019年2月]
後半第01 「プレ「後半」その1「猛暑を生き延びた御影祐(^_^)」……5年半ぶり『空海マオの青春』論文編後半開始の経緯と言い訳(^_^;)。[2024年9月]
後半第02 「プレ「後半」その2「ここ数か月の心の問題を探る」……夏に起こった国内外のもろもろについて語り、空海の「全肯定」とつなげます。
後半第03 「プレ「後半」その3(一)「理屈と感情」……しばらく『空海論』前半の論考を復習的に再掲載します。空海論後半への導入でもあります。
後半第04 「プレ「後半」その3(二)「四苦八苦と四喜八喜」……今節は筆者の根幹でもある「四苦八苦」を喜びと見る考えについて。
後半第05 「プレ「後半」その3(三)「観念論と唯物論」……今節は宗教・空海を理解する上で欠かせない「観念論と唯物論」について。
後半第06 「プレ「後半」その3(四)「空海『即身成仏』と全肯定」……最後に空海の「全肯定=即身成仏」について。それは現在を充実させて楽しく生きること。
後半第07 「プレ「後半」その3(五)「今も昔も人の感情は変わらない」……もう一つ空海伝執筆の基本スタンスを論じた第5節「マオの朝立ち」を再掲載します。
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後半第08 「プレ「後半」その4(一)「『空海論』前半のまとめ(一)」……今節より『空海論文編』前半(57節)の内容をまとめながら解説。まずは空海マオの生い立ち。
後半第09 「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その1)」……空海前期四つの謎をどうやってあぶり出したか。特に司馬遼太郎『空海の風景』について。
後半第10 「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その2)」……蛭牙公子にモデルはいないか。『聾瞽指帰』の戯画化はなぜなされたのか。
後半第11「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その3)」……空海マオがめめしく悩む若者であったことを証明します。
後半第12「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その4)」……空海マオが大学寮をやめた事情を探求します。キーワードは失望と絶望。
後半第13「プレ「後半」その4(二)「前期4つの謎について(その5)」……マオの退学決断に際して起こった偶然と、仏教転進を勧めた人について探求します。
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後半第14「プレ「後半」(三)の1「仏教入門後の大まかな流れと九つの謎」……仏教入門から室戸百万遍修行までの5年間と入唐帰国までをまとめます。
後半第15「プレ「後半」(三)の2「南都仏教――僧侶個人への失望」……南都仏教における僧侶個人の問題点を史書より探ります。
後半第16「プレ「後半」(三)の3「学問仏教、大寺院の経済活動への異和感」……南都の学問仏教、経済活動「出挙(すいこ)」について。
後半第17「プレ「後半」(三)の4「山岳修験道進出、道教発見」……南都仏教を飛び出し山岳修験道にて知った道教神仙思想について。
後半第18「プレ「後半」(三)の5「神仙思想への失望から仏教回帰、『聾瞽指帰』執筆」……道教神仙思想の魅力と失望についてまとめます。
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後半第19「プレ「後半」(四)の1「仏教広布の悩み」……百万遍修行の前にマオが抱いた布教の悩みについて語ります。
後半第20「プレ「後半」(四)の1補足「一読法の復習と仏説補足」……前節重大な問題に気づいたので補足して仏説を深めます。
後半第21「プレ「後半」(四)の2「空海百万遍修行と年月確定」……百万遍修行の年代、なぜ太龍山か室戸双子洞窟か解明します。
後半第22「プレ「後半」(四)「空海百万遍修行画像特集」……百万遍修行の謎を解くべく徳島高知を旅したときの画像特集です。後半第23「プレ「後半」(四)の3「太龍山百万遍修行追体験――恐怖と呪文称名」……私の百万遍修行追体験に基づく「恐怖とその克服」について語ります。
後半第24「プレ「後半」(四)の4「室戸岬双子洞窟追体験――魔物との戦い」……室戸双子洞窟での追体験は太龍山以上の恐怖を感じました。
後半第25「プレ「後半」(四)の5「太龍山と双子洞窟で学んだ自力と他力」……二度の百万遍修行で空海は何を感得したか、考察します。
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後半第26「プレ「後半」(五)の1「『三教指帰』成立過程論 その1」……『聾瞽指帰』と『三教指帰』の異同を検証して空海の真意を探ります。
後半第27「プレ「後半」(五)の2「『三教指帰』成立過程論 その2」……両著の「序」と結論部「十韻賦」の異同から意外な結論が……。
後半第28「プレ「後半」(五)の3「『三教指帰』成立過程論 その3」…… 『三教指帰』の結論「三教は人を導く」は全肯定の萌芽。
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