「2026年第51回総選挙、本来の議席数」


○ ぎゅうらしゅう騒ぎ立てるほどもなし 絶対多数は砂上の楼閣(^.^)


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ゆうさんごちゃまぜHP「狂歌教育人生論」        2026年2月25日(水)第 276号


 まずは私的話題ながら、2月18日の白内障手術(左目)は無事終わりました。
 その後メガネも新調して濁った世界がくっきり見えるようになりました(^_^)。
 本稿配信日の25日午後、右目の手術中です。

 ところで、先月「選挙結果を比例代表得票率に基づいて再計算する件はメルマガ配信をやめる」と告知しました。
 が、想定以上の結果を受けて「やっぱり再計算してお知らせした方がいい」と考えたので、いつものように検証結果を配信します。

 さて、過ぎたるは及ばざるが如しのことわざに似て今回総選挙の結果は「過ぎた例」のように感じてなりません。
[これ伏線と思えないでしょうが、高度な伏線です。どこで回収されるか気づいた人には一読法2段を認定します(^.^)。]

 おそらく自民が単独で3分の2を超え、維新も含めた与党全体で4分の3の議席を得るなど、誰も予想しなかったのではないでしょうか。

 でも、予想なんてそんなもんです。1990年直前日本がバブルで浮かれているとき、ソ連崩壊、東西ドイツ統一を予想した人が何人いたことか。予想は外れてなんぼです(^.^)。

 えっ、「お前はどうなんだ。この結果を予想できたのか?」と問われるなら……

 いやいや、私は競馬メルマガ「ほぞ噛み予想」の主筆(部下はいないけど)。
 この選挙結果、ある程度予想しましたよ。
 それは事前世論調査で高市内閣支持率70パーと出ていたこと。
 一方、自民の支持率はせいぜい30〜40パー。
 ゆえに、私は前者の目が出れば自民の大勝
 後者だと自民再び単独過半数に届かず――であろうと予想しました。

 ただし、告示前時点ではどちらが出るか雲霧仁左衛門。
 そこで私の予想は、
 ほぞ噛み競馬予想が表の◎(ほんめい)、ウラ●(ほんめい)と、おきて破りの2本予想をするように、
 はたまた野球やサッカーワールドカップで、A・Bふた通り予想をする(^_^;)ように、
 私は「A自民大勝、B自民惜敗――のどちらか」と友人にメールしたものです。
 すなわち両当たりを狙いました。「おいおい」てか?

 結果はみなさんご存じのとおりAが出ました。私は半分的中。
 おそらく自民支持者は狂喜乱舞し、中道支持並びにリベラル派は呆然として暗澹たるお顔を見せたのではないか(と推測します)。

 特に立憲・公明の合体を実行された方々――とりわけ旧立憲組は「まさかここまで負けるとは」と自身の決断を呪い、「この未来がわかっていたら合体などしなかった。過去に戻りたい」と思っているかもしれません。

 そりゃあ無理というもの。
 競馬好きが「明日の新聞が見られたらオレは億万長者だ」と思うのと一緒(^.^)。
 あるいは、失恋した男が「過去に戻ってあの失敗をやり直したい」とタイムマシンにあこがれるのと同じ。覆した水は元に戻りません。
 [難読漢字「覆す」読めなければ検索を。また、この意味の有名なことわざは?
 〇〇盆に返らず(漢字2文字)]

 もっとも、リベラル派はそれほど悲観的にならずとも良い
 私が選挙のたびにやってきた「比例代表の政党得票率に基づく本来の議席数」によると、自民・維新の結果は以下のようになります。
 まずはこれを示しましょう。

与 党議席数得票率本来増 減
自民党 31636.72171+ 145
維 新  36 8.6340  −4
与党計 35245.3 211 + 141

 衆議院過半数は233(/465)。本来の211議席なら半数に22届かない少数与党です。
 これが自民316、維新36だから(維新は本来より4減)ある意味あきれます。
 自民党は本来より145人も多く当選したことになるのです。

 有識者は「昭和リベラルの終焉」とか、リベラルを自認する方々は「1党独裁が始まった、戦前への回帰だ」などと叫んでいるけれど、なんのこたーない、自民3分の2の「絶対多数」とは砂上の楼閣、上げ底の菓子折りみたいなもん(だと私は思います)。

 我が田舎では「ぎゅうらしい」という方言があります。「大げさだ・仰々しい・騒々しい」の意味ですが、正に見かけの数字にだまされた「ぎゅうらしい」騒ぎ方ではありませんか(^.^)。

 このへんの詳しい数値は本文をご覧ください。



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******************「狂短歌人生論」 *************************

 (^_^)本日の狂短歌(^_^)

 ○ ぎゅうらしゅう騒ぎ立てるほどもなし 絶対多数は砂上の楼閣(^.^)

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 (^_^) ゆとりある人のための20分エッセー (^_^)

 【 2026年第51回総選挙、オール比例代表なら――の検証 】

 いつものように2月総選挙がオール比例代表だったら、の結果。

 衆院選は改選数465 小選挙区289 比例代表 176
 有権者数(満18歳以上)=1億351万7115人
 投票率=56.26%[前回より2.41%減]
 ・投票に行った人=5千823万8729人
 ・行かなかった人=4千527万8386人

 まずは各党得票率(比例代表)に基づく本来の与野党議席数を比べると以下の通り。
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【 2026年総選挙、比例代表得票率に基づく正しい議席配分 】

政 党 名議席数得票 率本来数増 減
自由民主党 316 36.72171+145
日本 維新 36  8.63 40− 4
中道 改革 49 18.23 85−36
国民民主党 28  9.73 45−17
参 政 党 15  7.44 34−19
チーム未来 11  6.66 31−20
日本共産党  4  4.40 20−16
減税ゆう連  1  1.42  7− 6
れいわ新選  1  2.92 13−12
日本保守党  0  2.54 12−12
社会民主党  0  1.27  6− 6
無 所 属  4  ---- ----  ---
総   計 465  ---     
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 前置きで述べたように自民はプラス145の議席を水増しして他党は全てマイナス。
 大きいところでは中道改革が36減、チーム未来は11議席で喜んでいるけれど、本当は31議席を得て良かった。

 いわゆるリベラル左翼(?)のれいわ・共産・社民だってオール比例なら、れいわ13、共産20。0の社民だって6議席を得ている(計39)。それが3党合わせてたったの5議席。
 この3党に投票した人の「民意」は無視され、ないがしろにされた……これが日本の誇り高き民主主義であり、素晴らしき選挙制度です。ふにゃ(^.^)。

 もちろん右翼と呼ばれがちな参政、日本保守だって例外ではない。
 参政は本来なら34、それが15。日本保守だって12議席得てもいいのに1も得られない。

 左翼リベラル派も右派政党も「暴力によって政権転覆」とか「自衛隊がクーデターを起こして戦前の体制を復活せよ」と主張しているわけではない。
 オール比例代表なら、政党得票率1パーセントあれば、4人〜5人国会に議員を出していい。ところが、小選挙区比例代表並立制はそれを許さない選挙制度

 もう一度(形容を変えて)これが高邁なる我が日本民主主義、民意をこの上なく重んじる日本選挙制度の実情です(^.^)。
 そして、それにあぐらをかいて変えようとしない連中を「既得権益獲得者」と呼びます。

 ちなみに、前回24年総選挙で立憲民主は148の議席を得ました。
 大勝であり、結果少数与党を生み出しました。
 が、そのときの得票率は21.2。本来なら99議席のはず。
 同時に自民の議席は191議席。大敗だとして少数与党に追い込まれました。
 が、そのときの自民得票率は26.7。本来なら124議席で大惨敗だし、政権交替だってあり得た数字です。そのとき私が詠んだ狂短歌が以下。

 〇 総選挙 自民負けたと言うけれど 得票率ならいつも惨敗(^.^)

 今回比例得票率なら自民は171議席。
 そこでこの狂短歌を元歌として今回総選挙を詠むと、

 〇 総選挙「自民大勝!」言うけれど 得票率ならやはり惨敗

 つまり、前回総選挙で(くどく書きますが)「砂上の楼閣、上げ底菓子折り」の水増し議席を得たのは(負けてもなお)自民(+67)であり、珍しく立憲民主(+49)だったのです。

 前回この2党以外は全てマイナス。よって、突然の解散を前に、議席数から「立憲と公明が合体すれば自民と対抗できる」と考えたのはやはり危険な賭けだったと言えましょう。
 競馬でも何でもギャンブルは当れば倍増、外れてぼろ負け。真面目な人がギャンブルに手を出すと大けがする典型例かも(と書いては言い過ぎ?)。

 前回総選挙後から最近まで、世論調査の政党支持率は自民がだいたい30数パーセント、立憲は10パー弱。そこに公明の4〜5パーセントを足せば、と考えたのでしょうが、小選挙区で議席を取れなければ、1+1=2とはならなかった。「現状分析と未来予測を誤った」と批判されても仕方ないところです。

 しかし、実数を見ると、自民の支持者は37パー3800万人。
 中道改革を支持した人は18パー、自民支持の半分約1900万人。
 繰り返しになるけれど、それがそのまま議席に反映されれば、
 自民171、中道85。そして、与党計221、野党計244……だった。
 本来なら与党は今回も少数与党。もしもこの結果が出ていたら、高市総裁は辞任したかもしれません。

 なんのことはない。日本の民意は相変わらず少数与党なのです。
 ならば、国会は与党が野党の意見を取り入れ、話し合いによってより良い政策実現を目指す。たとえば、ガソリン税から暫定と言う名の永年税金を廃止したように。
 逆にどこか1党が全てを独善的に決め、強行採決を繰り返す。そのような議会を望んではいない――これが国民の総意であり「民意」だと思います。

 それにしても不思議です。
 自民党は常に支持率30数パーセントを持っているので、小選挙区で第1党になることが多い。だから、勝つときは過半数から最大6割近い議席を得る。
 ならば今回だってそのへんでおさまっていいのに、議席トータル(316)3分の2まで伸びた。なぜ?

 公示前の内閣支持率は70パー前後。だが、自民支持率は30〜40パーの間。
 私は前置きに書いたように、「一体どちらが出るんだろう」と思いました。
 これが大統領制なら、総理の支持率70に合致する得票率が出ていい。
 しかし、日本は議院内閣制。高市総理を支持しても、実際は自民党候補に投票しなければならない。そして、比例では多くの人が政党名を書くでしょう。

 これって数学理論に反している……ような気がします。
 いくら1位が議席総取りの小選挙区制とは言え、小選挙区で3分の2の議席を得るなら、比例代表だって60〜70の支持率があって良さそう。なのに、自民の比例代表支持率は半分の36パーセント。
 ちなみに、小選挙区の自民支持率は49.2パーセントでした。
 もちろん高い。が、50パーを超えていないし、いわんや60パー、70パーというわけではない。そして、比例代表得票率はいつもの36.7パーセント。
 逆に言うと自民支持者のうち約13パーセントは比例代表で自民に投票しなかったことも示しています。

 この数値を知った時、私は「なるほど」とつぶやきました。
 これって公示前の世論調査「高市内閣支持率70パー、自民党支持率30数パー」を見事に表しているではないかと。
 つまり、表の◎、ウラ●予想、どちらも的中したということです(^.^)。
 えっ、意味不明?

 要するに、こういうことです。
 内閣支持率70前後の予想は獲得議席3分の2として現れ、自民党支持率30〜40は比例の得票率として現れた。自民は議席数では大勝したけれど、支持率では大敗したと。

 公示前総理は「私を選ぶかどうか」と国民に自身の支持を訴えました。
 ちょっと面白いのは「自民党を支持して」と言わなかったこと(全部見なかったので言ったかも?)。

 すると、国民はこれに答えた。「高市さんは支持する。が、自民党は支持しない」と。
 後半は「全面的に支持しない」とか「支持するのは岩盤層の支持者だけ」というのが正確かもしれません。
 おそらく自民党の男女別姓、裏金議員、政党助成金問題が尾を引くと言うか「それを解決しろ」という民意が現れたのではないかと思えます。

 ちまたでは自民3分の2、与党4分の3という数字を見て戦前の軍部独裁、戦争ヘの道を心配するおもむきもあるようです。が、国民世論の状況は当時と現代全く違います

 戦前はほぼ90パーの国民が「天皇は現人神であり、日本が朝鮮半島を支配し、中国と戦争をするのは正しい。アジアに大豆腐共栄圏を作り、大国アメリカは鬼畜米英。戦って勝つぞ!」と信じていた。11歳の女の子は太平洋戦争開始1年後(1942年)「欲しがりません勝つまでは」の標語を作り、これは全国に広まった。

 現在極右と見なされる人たちだってこのようなことを主張する人はいないでしょう(内心思っているとしても)。
 [現人神を「げんじんしん」と読んだ若い人は検索を。大豆腐共栄圏、最初打ちミスやって笑いました。見過ごした人はぼーっと読んでいますよ。「一読法を学べ」の再勉強を(^.^)。また、大豆腐を正しい漢字にできない人は日本史戦前の再勉強が必要。]

 最後にもう一度今回の選挙結果をまとめます。

与 党得票率本来現実は
自民党 36.7171→316
維 新 8.640→ 36
与党計 45.3 211 →356
野党計 55.7 251 →109

 自民党は本来より145人も多く当選したことになり、他党は全て本来よりマイナスとなりました。つまり、自民党が得た145人分の議席は他の政党に投票した票を全て「死に票」にしたということです。
 また、ここには「法の元であるべき平等がなされていない」点もあります。
 都市と地方の票の重みは1対2。つまり、地方で5万票を得たら当選するが、都市では10万票を得ないと当選しない。都市では5万人分の票が死に票となる。

 昔私が小学校の頃(田舎だったから1クラス32人ほど)、誰か一人が事故や病気で長欠して復帰すると、年度末にその子の親がキャラメルとかお菓子を全児童に配りました。
 私も一度足を骨折してひと月ほど休んだし、登校後も掃除などできませんでした。そのとき親が同じことをしました。理由は仲の良い子が授業のノートや給食のパンをその子の家に持っていくし、学校生活をみんなが助けたからです。コッペパンは固くておいしくなかったけどね(^.^)。
 たとえば、そのプレゼントをクラスの餓鬼大将一人が総取りする。いや、3分の2取って残りを「お前らで分けろ」と言ったら……。

 私は再度問いたい。
 これが日本の民主主義ですか。
 これが子どもたちに遺したい選挙制度であろうかと。

 ○ 自分さえ良ければ後は知らんぷり 日本の選挙は自己チュー制度


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 最後まで読んでいただきありがとうございました。

後記:ミラノ・コルティナ冬季オリンピックが真っ盛り。
 日本選手の活躍はやはり嬉しいですね。感動的な話題や活躍もあって泣かされました。
 以下ちょっとつぶやいた私の言葉。
・「サラちゃん銅メダル獲れて良かったね」(スキージャンプ混合団体銅メダル)
・「プッシュ式で銅メダル獲ったけど、あれほんとに押してんのかね?」
 (スピードスケート女子団体パシュート銅メダル)
・「絶望からよみがえって世界最高得点。大逆転の金素晴らしい!」(フィギュアスケートペア金メダル)
・「勘で跳んで運で着地していた」(男子ハーフパイプ金メダりストの言葉)

 最後はちょっと説明が必要かも。
 彼は若いころから才能にあふれ、世界大会で上位に入っていた。だが、オリンピックだけは結果が出ず、過去2回11位→10位。
 直後コーチが言ったそう。「勘で跳ぶのをやめよう」と。
 彼も「自分は勘で跳んで運で着地していた。いつか挫折が来ると思っていた」と(自覚していたようです)。
 その後理詰めで跳ぶことを心がけ、失敗ビデオを見ては「なぜミスしたか」考えるようになった……それが今回の金メダルにつながったと。

 なぜこの話をメモして読者に伝えようと思ったか、おわかりですよね。
 彼はぼーっと生きること、勘に頼る生き方から、その都度立ち止まり、振り返って考える生き方に改めたということ。素晴らしい。
 もちろんいちどく……につながります(^.^)。


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