○ 批判者の行き着く先は 誰からも批判されない完璧主義
メルマガ配信「狂短歌人生論」7 2022年3月16日(水)第 188号
『狂短歌人生論――本当は愛することより大切な』
今回は第二章「脅迫・批判・傍観・受容の四タイプ」
その三「四タイプが度を超すと」狂短歌は以下の8本。
一回2本ずつ紹介します。
その三 四タイプが度を越すと
3月16日
1 脅迫者金太郎なら良いけれど 暴力ふるうDV男
2 批判者の行き着く先は 誰からも批判されない完璧主義
3月23日
3 傍観者しまいに何も興味なし あたかも都市の無人島暮らし
4 受容者の子どもはいつもおどおどと ケンカできないやさしい子ども
3月30日
5 両親が批判タイプの完璧屋 子どもにとって最悪の親
6 傍観と受容の親は叱れないし ほめるのへたな全タイプ
4月06日
7 傍観の親の一部は子育てで 批判の親をまねてはみるが
8 受容者の母の一部は脅迫者 我が子をきつく叱ってなぐる
本号は1・2を。
狂 短 歌 人 生 論
第二章 脅迫・批判・傍観・受容の四タイプ
その三 四タイプが度を越すと
脅迫・批判・傍観・受容の四タイプをさらに掘り下げていこう。
原性格をあらわにする四タイプは我々を苦しめる。脅迫は過ぎるとDVや虐待となり、批判は悪口に、傍観は無関心になりやすい。また、受容はいじめられても抵抗できない。その実態を見ていこう。
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1 脅迫者 金太郎なら良いけれど 暴力ふるうDV男
脅迫者は暴力によって人を従わせるタイプである。暴力を振るわなくとも、それをほのめかすような態度で人とつき合う。
男性では体型的に大柄の人が多い。柔剣道・空手など格闘技を修得し、腕力に自信がある。なによりケンカに絶対の自信を持っている。それゆえ、この脅迫者から身を守るすべはない。脅迫者にさからえば鉄拳が飛んでくる。あるいは、どなり声と怖い顔で人をびくつかせる。周囲の人間はひたすら受容者に徹し、脅迫者の機嫌がそこなわれないことを祈るしかない。
もしもあなたの父親や夫が脅迫者タイプで、その暴力に苦しんでいるなら、逃げ出すしか手はないだろう。それでも逆上した脅迫者は地球の果てまで追っかけてくるかもしれない。最近では「DV(家庭内暴力)夫」が危ない脅迫者の典型である。
傍観者の父を持つ娘は批判者タイプに育ちやすい。彼女は父を軽蔑し、しばしば強い男性にあこがれる。一部の若い女性にとって物わかりのいいやさしい男性は魅力的に映らない。
たまたま出会ったたくましく強い男。彼は愛する人を守るためなら、暴力を辞さない強さを持ち合わせている。彼女は恋におち、理想の男性と思って結婚するだろう。
だが、この夫が果たして気はやさしくて力持ちの金太郎でいてくれるだろうか。
脅迫者の夫は妻をリードして家庭の全てを自分が決定しようとする。
かたや批判者の妻も批判的なやり方で家庭の主導権を握ろうと考えている。
ハネムーンが終わると最初は穏やかな口論から始まる。やがて口論は口げんかとなる。
そして、理屈ではいつも批判者の女性が勝つ。だが、脅迫者の夫は変わらない。
彼は根っからの脅迫者か、脅迫的生き方こそ最上と思っている人間である。理屈で勝てないとわかった夫は妻に勝つため暴力に走る。
この脅迫者が暴力によって妻を服従させようとすることは火を見るよりも明らかだ。
ところが、批判者の妻はそう簡単に屈服しない。もし妻が従わなければ、夫の暴力はますますひどくなるだろう。
かくしてDV(家庭内暴力)夫ができあがる。度重なる暴力によって妻は受容者タイプに変身するだろうか。
要するに、DVの一つのパターンは批判者の女性と脅迫者の男性が共同生活を送ったときの悲劇である。これは決してうまくいかない。
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2 批判者の行き着く先は 誰からも批判されない完璧主義
批判者は完璧主義に陥りやすい。なぜなら人を批判ばかりしているので、自分も何事も完璧にこなさなければ、人から批判されると思う。それゆえ、批判者は自分が関わった仕事を常に完璧にやり遂げようとするのである。
いや、この言い方は正確でないかもしれない。そもそも批判者には人からの批判という意識なんぞないだろう。ただ「自分は完璧に仕事をしたいだけだ」と言うはずだ。
そして、「完璧に仕事をこなすことは素晴らしいことではないか。一体どこがまずいのだ」と反論するに違いない。
このタイプの人は高い能力の持ち主が多く、一つのミスもない完璧な仕事をする(ように見える)。
ところが、周囲の人が「素晴らしい仕事ですねえ」と賞賛しても、批判者はあまりうれしがらない。人はそれを謙譲の美徳であり、批判者の奥ゆかしさだと思ってまた感心する。
だが、批判者は本当にほめられてもうれしくないのである。なぜなら、批判者は自分が犯した一つ二つのミスに気づいている。それが許せないので、なかなか満足できないのである。
それゆえ、重箱の隅をほじくるような批判を得意とするのも批判者である。特に人が気づかなかったミスを発見したりすると、内心してやったりと鼻をぴくぴく動かしている。
このような批判者は他の人が自分の専門分野に関する仕事をやったとき、99パーセントうまくできても、残りの1パーセントのミスを決して見落とさない。批判者はそのミスを指摘し、ひどいと責めたりして相手をがっかりさせる。
あるいは、他人の仕事が80パーセントの出来だと、批判者は「なんて無能な奴だ。自分だったらこんな不完全な仕事はしない」と思っていらつく(おいおい80パーセントだよ、80パーセント!)。
いわんやそれが5、60パーセントの出来だと、もう何をか言わんの腹立ちと渋面を見せる。
そして、批判者の彼(彼女)は無能な前任者の後を引き継ぎ、もちろん完璧と思える90パーセント以上の仕事を成し遂げ、人々の感嘆と賞賛を浴びる。
……と以上のように述べてもなお、批判者のあなたは「完璧に仕事をこなすことは素晴らしいことではないか。一体どこがまずいのだ」と言うのだろうか。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
後記:ウクライナの抵抗と世界的な制裁はロシアにとって誤算だったようです。ただ、抵抗が長引けば長引くほどウクライナは焦土となり、民間も兵士も人命が多数失われる。しかし、モスクワに爆弾が落とされることはない。
ベトナム戦争、イラク戦争…大国と小国の戦争によって被害を受けるのはいつでも小国の方。だから、アジアの小国は核兵器を持ちたがるわけだし、これから日本でも「持つべき」と思う人が増えていきそうです。「核兵器のシェアリング」などと言い始めた政治家がいるけれど、核兵器って《原爆》のことです。言葉の言い換えには注意が必要だと思います。
ちょっと不謹慎な感想ながら、世界の三大大国としてアメリカ・ロシア・中国をあげるなら、近代以後この3ヶ国に戦争を仕掛けた唯一の国が日本ですね。日清、日露では取り合えず勝った。それに味をしめたわけでないでしょうが、最後に巨象アメリカを相手にして痛い痛い目にあいました。日本は世界で唯一の被爆国です。
ロシアは情報統制をして反戦デモさえ許さない。その姿は戦前・戦中の日本そのもの。日本は敗戦によって変わることができたけれど、ロシアの敗戦はありえない。だが、世界を敵に回したプーチン大統領とロシアはこれから楽しく生きていけるのだろうか。哀れな独裁者は今後死ぬまで暗殺を恐れ、のんびり外を歩けないのではないかと思います。
とは言え、まずはウクライナに「充分がんばったんだから、もう降伏したら」と言いたい気持ちです。(3月12日)
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1 『狂短歌人生論――ほんとうは愛することより大切な』
2 『ケンジとマーヤのフラクタル時空』(前編)
3 『時空ストレイシープ』(同上後編)
そろそろ中断が近づいています。
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